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姿勢分析アプリ8選。選び方と特徴比較も【2023年版】

当記事では、昨今日本国内でもウェルネス事業の現場でよく使用されるようになってきた「姿勢分析アプリ」をご紹介します。

姿勢分析アプリを検討する際は、分析精度はもちろん、価格や付随サービスも重要です。選び方や各サービスの特徴を整理してまとめましたので、ぜひご参考ください。

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株式会社ORGOでは、AIモデルを活用した姿勢分析アプリ『シセイノート』を開発しております。

2024年開始予定のβテスト版へ事前登録いただける事業者さまを募集しておりますので、ぜひご検討ください。

目次

姿勢分析とは

姿勢分析とは、人物の写真や動画から推定された姿勢データをもとに、姿勢の良し悪しを評価する技術です。

ジムや治療院、リハビリ施設などでは、専門家である柔道整復師やパーソナルトレーナー、理学療法士が、主に目視や触診によって姿勢を評価しています。しかしそれには経験が必要で、さらには定量的なデータを用いて検証することも難しく、「姿勢評価」という行為のクオリティが属人化しやすい課題があります。(もちろんそれが専門家の役割であり、良い側面でもあります)

しかし姿勢分析技術を活用することで、たとえばジムにいるすべてのスタッフが、同じクオリティで姿勢を評価できるようになります。初心者のスタッフにも安心してカウンセリングを任せられるようになり、その顧客の前回と今回の姿勢データの差も一目瞭然になります。

「姿勢」を定量的に扱えるようにした技術が、姿勢分析なのです。

姿勢分析アプリとは

姿勢分析アプリは、タブレットやスマートフォンなどのデバイスで姿勢分析をおこなえるようにしたサービスです。

基本的には立位や座位、スポーツ的な動きを撮影し、AIモデルによって姿勢推定をおこない、推定データをもとに解析や評価をおこなっています。

姿勢推定の精度や分析結果はアプリごとに大きく異なりますから、必要なデータが出てくるアプリを選ぶことが大切です。

これまでは施術者の経験則で判断するのが当然だった姿勢評価が、タブレットやスマートフォンで写真を撮影するだけでおこなえることから、いま様々な治療院やフィットネスジムなどで姿勢分析アプリが導入されてきています。

姿勢分析の仕組み

姿勢分析の技術的な仕組みについても、簡単に解説します。

姿勢分析をおこなうときは、まず姿勢推定をおこない、その後に姿勢分析をおこなう流れを取ります。

  • 姿勢推定:人物・動物の写真や動画から、関節部位のキーポイントや体表面を検出する技術
  • 姿勢分析:姿勢推定で検出された姿勢データをもとに、標準とのズレの算出や独自の分析をおこなう技術

姿勢推定をおこなうには、AIモデルを活用します。姿勢分析用のAIモデルにはOpenPoseやPoseNetなど様々なものがあり、検出されるキーポイントや精度が異なります。

たとえばGoogle社のPoseNetは、ブラウザから繋いでカメラをオンにするだけで、どのようにキーポイントが検出されるのか気軽に試せるデモが用意されています。

PoseNetデモ:https://storage.googleapis.com/tfjs-models/demos/posenet/camera.html

分析したい内容にあわせてAIモデルを選択することになりますが、もちろん既存のAIモデルをそのまま使用するだけでなく、追加で開発することもあります。

このようにAIモデルを活用して作成した姿勢推定データをもとに、各社独自の分析手法によって姿勢を評価・解析することが「姿勢分析」の分野です。

こういった姿勢推定や姿勢分析の技術を、簡単に使えるようにしたサービスが「姿勢分析アプリ」として世の中に出てきているのです。

姿勢分析アプリの導入メリット

ここからは、治療院やフィットネス施設が姿勢分析アプリを導入するメリットをお伝えします。

根拠のある接客・施術ができる

姿勢分析アプリを導入する大きなメリットが、接客に一つの根拠を示せるようになることです。

これまでは紙に書いて説明したり、写真を撮って見せたりする程度でしか姿勢の良し悪しや改善効果を説明できませんでしたが、姿勢分析アプリをつかえばわかりやすいレポートが出力されます。

姿勢分析アプリのレポートを根拠として顧客に説明することで、説得力と信頼度のアップが見込めます。

顧客のリピート率向上が見込める

姿勢分析アプリのレポートをつかって毎回顧客に見せていくことで、少しずつ自分の姿勢が改善していることを実感してもらいやすくなり、リピート率の向上(≒回数券売上向上)が見込めます。

多くの店舗がリピーター増および売上増を目的として導入しており、一定の成果を上げている事業者が増えてきています。

スタッフ同士の情報共有が容易になる

姿勢分析アプリには、顧客カルテなどの管理機能がセットになったものが多くなっています。また姿勢分析のレポートにも対象者の写真などの情報が掲載されますから、スタッフ同士で顧客情報を引き継いだり共有したりすることが容易になるメリットがあります。

前回の接客でどうだったのか、これまで何度利用してどう改善してきたのか、といったデータが姿勢分析アプリにまとまっているのは、店舗全体の管理工数削減にもつながります。

店舗のPRになる

「AI姿勢分析がサービス内に入っている」というアピールは、思いのほか顧客に刺さります。

公式サイトやSNSで姿勢分析アプリを導入していることをアピールするだけでも、新規客からみて魅力的に映るもの。業務内で役立つことはもちろん、集客の点でも知らずしらず良い影響を受けられることが考えられます。

姿勢分析アプリの選び方

ここからは、実際に姿勢分析アプリを選ぶときに、基準となるポイントについてご紹介していきます。

姿勢分析の質

まず大切なのが、姿勢分析の質です。

各社・各アプリごとに、その分析精度や種類、対応するポーズなどが異なります。自分達の事業において必要な分析種別と、課題解決につながる程度の精度がある必要があります。

不良姿勢か否かを判断したいのか、可動性を測定したいのか、トレーニングの動作を評価したいのか、目的によって必要な分析は異なります。自分たちがどのような分析を必要とするのか整理したうえで、アプリを選ぶことが大切です。

レポートのわかりやすさ

姿勢分析のキモはレポートです。

専門家が見てわかるだけでなく、顧客からみても腹落ち感のあるわかりやすいレポートであることが、姿勢分析アプリを選ぶ上で大切です。トライアルなどで確認するときは、自分にとってわかりやすいだけでなく、業務内で顧客に説明する際にわかりやすくまとまっているか、といった視点でチェックしてみてください。

カルテの使いやすさ

姿勢分析アプリのほとんどに、顧客カルテ機能がついています。

運営スタイルによっても変わりますが、たとえば接客しながらメモ代わりに使いたいならタブレットと手書きに最適化されたアプリがおすすめです。あるいは本当に姿勢分析を使うだけなら、スマホで撮影してPCからレポートを印刷しやすいアプリを選ぶ必要があるかもしれません。

自分達の接客スタイルによって、使いやすいカルテ機能が用意されているアプリを選ぶと良いでしょう。

操作の簡単さ

姿勢分析アプリなど業務で使うサービスは、機能を多く用意するかわりに操作が複雑になってしまっているものも散見されます。もちろんITに強ければ問題ないと思いますが、自分だけでなくスタッフも使うことを考えると、ある程度直感的に操作しやすいアプリを選ぶと良いでしょう。

料金

最後に、もちろん料金も大切です。

サービスによっては月額から利用できるものもあれば、年額を一括払いにする必要があるケースなどさまざま。公式サイトには明記されておらず、資料を請求してはじめてわかるサービスがほとんどですから、興味があるサービスにはまず問い合わせてみてください。

姿勢分析アプリおすすめ8選比較

それでは、国内外の姿勢分析アプリの中からおすすめできるサービスを順不同でご紹介していきます。

下記比較表では、各アプリが対応している機能をまとめていますので、あわせてご参考ください。

スクロールできます
アプリ名言語直立測定座位測定屈曲測定歩行測定筋肉解説顧客管理カルテ
シセイカルテ日本語ありなしなしありありありあり
Sportip PRO日本語ありありなしありありなしなし
Posen日本語ありありなしありなしありあり
ゆがみーる日本語ありなしありなしありなしなし
peak a body日本語ありなしなしなしありありなし
Bodygram英語ありなしなしなしなしなしなし
PostureScreen英語ありなしありなしなしなしなし
APECS英語ありなしありありなしなしなし

シセイカルテ

シセイカルテは、株式会社Sapeet(サピート)が運営するAI姿勢分析アプリです。

「カルティ」という顧客カルテシステムも同時に使えて、姿勢分析と顧客管理を一元管理できるシステム。姿勢分析は立位のみですが、様々な分析種別をカスタムできたり、歩行測定もできたりするのが特徴。

レポートも見やすく、わかりやすく作られているため、接客内で見せながら使いやすいアプリになっています。

アプリ名シセイカルテ
対応OSiOS推奨(iPad)
言語日本語
料金導入費用250,000円
月額26,700円
その他プランあり
運営株式会社Sapeet (サピート)

Sportip PRO

Sportip PROは、筑波大学発ベンチャーである株式会社Sportipが運営するAI姿勢分析アプリです。

トレーニングの動作解析もおこなえて、その分析精度に定評があるサービス。顧客カルテ機能はなく、あくまで分析に特化しているのが特徴です。

プロフェッショナル向けのインターフェイスで、知識がない人から見るとやや使いにくい印象ですが、分析自体を本格的に業務へ組み込みたい事業者へおすすめです。

アプリ名Sportip Pro
対応OSiOS
言語日本語
料金非公開
運営株式会社Sportip

Posen(ポーズン)

Posenは、Posen株式会社が運営する、大阪大学特任教授監修のAI姿勢分析アプリです。

15秒ほどで分析が終わるスピーディなシステムが採用されており、レポートの見やすさにも定評があります。またオンライン分析への対応にも力を入れており、写真を提出してもらって分析するような使い方にも対応しているのが特徴のサービスです。

アプリ名Posen(ポーズン)
対応OSiOS推奨
言語日本語
料金導入費用:132,000円
月額19,800円
運営Posen株式会社

ゆがみーるクラウドPRO

ゆがみーるクラウドPROは、株式会社ジースポートが運営する姿勢分析アプリです。

簡易な健康診断結果のようなレポート出力が特徴で、エンドユーザーから見てもわかりやすいキャッチーさが魅力。姿勢だけでなく「筋肉測定」の分析もできたり、オプションで高精度測定用のマットとベルトが用意されていたりと、さまざまな用途に対応できる姿勢分析アプリです。

アプリ名ゆがみーるクラウドPRO
対応OSiOS/Android/Windows/MacOS
言語日本語
料金非公開
運営株式会社ジースポート

peek a body(ピークアボディ)

ピークアボディは、筋肉の動きに特化した分析ができる姿勢分析アプリです。

体の筋肉の状態がかなり細かくレポーティングされるため、より専門的な用途で使用していきたい事業者向け。スマホやタブレットから直接使えるわけではなく、WindowsPCにインストールする必要がありますが、買い切りの料金設定も魅力のアプリです。

アプリ名ピークアボディ
対応OSWindows(PC込みの販売)
言語日本語
料金要問い合わせ
運営ビーシーラボ株式会社

Bodygram

Bodygramは直立推定に特化した、AIを用いて「身体採寸」ができるアプリケーションです。

写真を撮るだけで体のサイズを計測することを主な目的としており、機能の一つとして「姿勢分析」が用意されています。おもにアパレルやウェルネス業界で導入されていて、顧客管理もできるシステムが用意されているアプリです。

アプリ名Bodygram
対応OSiOS/Android
言語日本語
料金基本無料
運営Bodygram Japan株式会社

PostureScreenMobile

PostureScreenMobileは、PostureCo, Inc.が運営する姿勢分析用のスマホアプリです。

英語版のみではありますが、買い切り制のアプリになっていますから、サブスクリプションによる定期支払いに抵抗がある方にもおすすめです。専門家が確認することが想定された、詳細データが表示されるレポート画面になっています。

ただしフィートやポンドなど日本では馴染みのない単位が基準になっているため、その点だけ注意が必要かもしれません。

アプリ名PostureScreenMobile
対応OSiOS/Android
言語英語
料金iOS:9,000円/Android:2,365円
※調査時点
運営PostureCo, Inc.

APECS

APECSは、Saneftec SASが運営する姿勢分析アプリです。

基本無料で使えて、高度な機能はサブスクや都度購入で利用できる仕組みになっており、導入ハードルが低いのが特徴。身体バランスの比率や可動域の測定、猫背やゆがみの測定などさまざまな分析がスマホだけで安価にできるのが、APECSの魅力です。

アプリ名APECS
対応OSiOS/Android
言語英語
料金基本無料
運営Saneftec SAS

姿勢分析アプリの使い方

姿勢分析アプリの基本的な使い方についてご紹介します。

撮影する

まずはスマートフォンやタブレットのカメラをつかって、立位など指定された姿勢の撮影が必要です。

簡易分析では正面と側面、2枚の撮影で済むことが多いのですが、複雑な分析になると5枚以上の撮影が必要になることもあります。アプリによっては歩行分析やエクササイズ分析もでき、その場合は動画の撮影が必要になります。

分析にかける

撮影した写真や動画を分析にかけます。一般的に、簡易な分析であれば30秒〜ほどで終わるケースがほとんどです。ただし写真の枚数が多かったり、動画を活用した歩行分析だったりする場合は、数分かかることもあります。

実際に接客する現場では、撮影してからインターバルが必要になりますから、撮影したあとの待ち時間にカルテを記入いただくなどの導線を用意しておくことになります。

レポートを活用する

分析が終了すれば、各アプリごとに用意されたレポートが出力されます。

相手に見せることを全体としたレポートが出るアプリもあれば、専門家が見るために作られた詳細なレポートが出力されるアプリもあります。活用スタイルによって求められるレポートが変わってくるかと思いますので、自分たちの現場にあったレポートが出力されるアプリを選ぶことが大切です。

姿勢分析アプリの注意点

最後に、姿勢分析アプリを活用する際の注意点についてもお伝えしておきます。

複数の端末とアプリを用意する必要がある

店舗の規模や接客スタイルにもよりますが、同時接客数に応じて端末やアプリのライセンスを用意する必要が出てくることには注意が必要です。

たとえば3客同時に接客するなら、タブレットも3台は用意しておきたいところです。個人のスマートフォンを使うのはセキュリティ的なリスクもあり、カメラを向けられたお客様も少し不安になる可能性があります。

精度はアプリによってバラつきがある

姿勢分析AIの精度は、各社それぞれ研究が進められており、バラツキがあります。

またアプリによって分析対象の得意分野も異なりますから、一概にどのアプリの精度が高い・低いとも言えない状況です。色々なアプリを試してみて、自分たちの接客で満足できるクオリティなのかチェックしてみることが大切です。

レポートの情報量が多すぎると施術の邪魔になる可能性も

たとえば症状やおすすめのエクササイズなど詳細なレポートが表示されると、初心者の施術者にとっては便利かもしれませんが、ベテランにとっては情報量が多くて無駄に感じる可能性もあります。

レポートの情報量や機能は多ければ多いほど良いということでもありませんから、自分たちの接客スタイルに合っているアプリなのか確認することが大切です。

姿勢分析アプリで接客の質を向上させよう

姿勢分析アプリは、間違いなく接客や顧客管理の質向上につなげられる可能性のあるITサービスです。

これまで目視と経験でしか伝えられなかった姿勢の良し悪しをデータで見せられて、またそのデータを蓄積していけるというのは、ウェルネス企業にとって素晴らしいことではないでしょうか。

ご自身のスタイルに合ったアプリを見つけて、ぜひ接客の質向上を目指していってください。

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この記事を書いた人

フィットネス×ITの分野で事業展開を行っています。筋骨格動作解析システムの研究、姿勢分析サービスの開発・運営などを、主な事業としております。
当サイトでは、おもにウェルネス分野の事業者さまの課題解決に役立つIT情報をお届けしております。

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